歴史

History in Nakamurashuzoujo

歴史を紐解く事は、現在そして未来の価値を創造する上で欠かせないとても重要な事だと私達は考えます。
『焼酎』という言葉が既に使われていたとされる1500年代、
サツマイモが伝来し芋焼酎が生まれた1800年代、
そして当蔵が創業した1888年から現在まで。
様々な変遷を辿りながら焼酎は進化を続けてきました。

六代の想い

創業は明治21年(1888年)。初代中村金助がこの地で中村酒造場を立ち上げ、鹿児島県霧島市にある国分平野と呼ばれる田園地帯で、今日までの長い間焼酎を造り続けてきました。
現在まで六代に渡り脈々とその伝統は受け継がれ、創業当時からの熱き想いはそのままに、今尚焼酎の進化を追い求めております。

手技

当蔵では、「人の手」「人の技」に重きを置き、昔ながらの焼酎造りをしています。石造りの麹室やそこで行われる手造りの麹、1本1本規格の違う和甕や石造りの冷却槽。昔ながらの道具で、昔ながらの造りをしています。だからこそ独特の優しい味わいが生まれます。

時間をかけて造る

芋焼酎は、米麹を育て、酵母の力で発酵をし、サツマイモの美味しさが広がる素晴らしい蒸留酒です。味の決め手となる麹菌も酵母も、生き物です。大量生産や効率ばかりを追い求め機械の力で画一的に育てる手法が一般的となっている昨今、私たちは時間をかけゆっくりと菌を育てる製法を大事にしています。手間も掛かります。時間も掛かります。けれども、私たちと同じ“生き物”である微生物の歩みを見守り大切に育てれば、自ずと当蔵ならではの優しい味わいになる事を私たちは知っています。だからこそ、時代が変わっても変わらない手業の姿勢を貫くことで、飲んだ人に心から納得してもらえる焼酎を、これからもじっくりと造っていきたいと思います。

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